大脇 直

ニコンFに首ったけ

二十歳でマイカメラのキヤノンAE-1を手にしてから、長年Canonユーザーだった。

初めてニコンのカメラを手にしたのは、8年前にセミナーで渋谷に月1で通っていた頃、セミナー仲間の東北のお医者さんにクラシックカメラの話をした際、ニコンFを持っているけど、使っていないから差し上げますとのお言葉を頂き、楽しみに待っていたら、届いたのはNewFM2と105ミリのマクロレンズ。多少がっかりはしましたが、これはこれでとても有難かったです。それから数か月して今度は本当にFフォトミックFTNが届いた。

最初は何でアイレベルファインダーじゃないのと思ったが、手にするにつれ、これはこれでいいなと思うようになった。手にすることはないと思っていた自分とほぼ同年代のこのカメラは今でもしっかりと作動する。

それから時を経てFもだいぶ相場が下がり、よく通うナニワカメラのショーケースに数台のFが並んでいて、その中の1台がなぜかシルバーボデイにブラックのフォトミックファインダーが乗っかっていて、シャッターボタン上部のマークが初期の富士山マークだったので、何回か通い詰めて迷った挙句に2代目のFとして購入。

2台のFを並べてニンマリしながら、今は高値の花のアイレベルファインダー、しかもブラックが欲しいとの物欲が湧いている今日この頃。




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