大脇 直

3度目の正直のニコンF2

大学生の時に初めて購入したのがAE-1だったので、それからずっとキヤノンユーザーでした。
なので、ニコンのカメラに手を出す事はありませんでしたが、クラシックカメラの趣味を
長く続けているとカメラが寄って来るみたいで、以前頂き物のカメラで紹介した東北の
お医者さんからFとnewFM2が使って下さいと送られてきましてそれがニコンとの出会いでした。  F2との出会いは、クラシックカメラ仲間の忘年会の抽選会で中古カメラギフト券をゲットして
何が貰えるのかと期待して後日そのカメラ店で対面したのが、だいぶ使い込まれたブラックボデイの
ニコンF2とくたびれた2本のレンズでした。私には予想以上のプレゼントでした。ストラップも新調して
3台目のニコンカメラとして大事にしていました。

ある日、私以上にカメラコレクションをされている税理士事務所の先生から電話があり、最近よく耳にする
遺品整理のお客さんからカメラとレンズを数台預かっていると連絡があり伺うと、その中にブラックボディの
F2と50ミリのパンケーキレンズを発見、F2は持っているけど程度はこっちが上だしとてもリーズナブルな金額だったので即購入。
当日にニコンユーザーのNさんに見せたら自分はシルバーボディしかないので欲しいとの事で
お譲りしました。なので2台目のF2が手元にあったのはほんの数時間でした。

その後不思議なもので手元のF2のシャッターが不調に陥ってしまい残念な気持ちで過ごしました。
以前、カメラ修理でお世話になったM氏が最近は趣味の範囲で好意でカメラの修理をしてくれるので、何かの役に立てばとF2を献上しました。
自分にはF2は縁が無いのだと思っていたある日、3台目のF2とカメラのキ〇ムラで遭遇。ジャンクとの
事で触ってみるとシャッターも巻き戻しも正常で何が原因でジャンクなのかと店員に尋ねると、カメラ底部の裏ブタ開閉キーが欠品でした。 多分モータードライブに付けっぱなしで別々に売りに出されたのでしょう。程度が良かったので購入し
パンケーキレンズを装着し悦にいっています。前出のM氏に部品で開閉キーの在庫はないかと尋ねるもなかなか見つかりません。
このままでは多分光が漏れてしまい撮影は無理なので、何とか開閉キーをさがして3度目の正直でこのF2を使い倒してみたいものです。




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