”黒と白”

花屋さんで花を選びながら、背景の色も考えているのだが、単純に黒か白のどちらかで考えている。

モノクロで撮影しているので、花の色と背景色との組み合わせを考える必要もなく、被写体のトーンをどう表現したいかだけ考えればいいので、とてもシンプルな選択になる。画面の中でハイライトの白からディープシャドーの黒まで表現できれば、美しいモノクロ写真になると思うので、とりあえず黒バックを選んだら背景を真っ黒にすればいいし、白バックを選んだら背景が真っ白になればいいのだから、考え方は簡単です。

ただ、被写体の花がきれいに見えるライトの位置やレフ板の有り無しを毎回考えることになるのは確かで、色々やってみるのが楽しいとも言えます。特に白バックをむらの無い白にするのは難しくて、どうも黒バックを選ぶことが多くなっています。

この赤いカーネーションは、ボケている茎と葉の方にハイライトが入っていて、面白いような気もするけど、どうだろうか。

黒と白とその間のグレーが面白い。