最近使っていないカメラ　その1　OM-1

最近使っていないカメラ　その１

OLYMPUS OM-1

このカメラに対する思い出は、大学時代に遡りますが、デザイン科だったので写真の授業が必修科目であり、1眼レフカメラが必要で、その当時自前のカメラを探していて候補はキヤノンAE-1、ニコンEM、ミノルタXD、そしてOM-1。
それぞれのカタログのスペックを眺めながら悩みに悩んで、結局決め手は当時のキヤノンAE-1の広告でした。
浅井慎平さんの写真に心を奪われ気持ちは一気にAE-1に傾き、その後もA-1、F-1、EF,T90、そしてEOSのフィルムカメラ650、630、1000S、100、10、最後はEOS5からデジタル1眼までたどり着きましたが、いつしかCLASSIC CAMERAの魅力に取りつかれキヤノンのカメラもだいぶ先祖帰りしていますが、当時のOM-1のカタログやテレビコマーシャルのOM-1の響き、お坊さんが出てくる望遠レンズのシーンなどが頭の片隅にありました。（わかる人はわかると思いますが）

CLASSIC　CAMERAを編集発行している事で、古いカメラを集めているやつがいると社内で広まったみたいで、ある日会社の同僚がシルバーのOM-1を買わないかと持ってきたので即購入。小柄で扱いやすいボディと心に響く何とも言えないシャッター音にひかれ、そして生みの親の米谷伝説にも影響され、レンズとブラックボディも増え、つい最近はまさか自分が手に入れるとは思いもしなかった憧れのM-1とMシステムの50ミリも仲間入りしましたがなかなかフイルムを通すことがなく、空シャッターを切っては悦に入っています。

作例は、CLASSIC CAMERA仲間と熊本県人吉市に撮影に出かけた時の画像です。小型軽量でピントも合わせやすく扱いやすいカメラで、他メーカーの同世代のカメラと比較して全体的に経年劣化が少ない気がします。

CLASSIC CAMERA VOL.4　P59～「人吉日記」参照